
瀬戸内海で育った穴子は、ほどほどに脂がのって美味しい。特にさくっと揚げたあなごの天ぷらは柔らかく口の中でとろけます。熱いうちに天つゆや塩で食べます。

7回洗えば鯛の味といわれる広島の名物料理です。水揚げされたばかりの新鮮な小イワシ(カタクチイワシ)の刺し身を生姜醤油で食べる。とろりと甘くておいしい。小イワシの天ぷらも絶品です。DHAも豊富でからだにも良さそうです。

鬼虎魚、名前が表すように頭は凸凹がひどく、口が大きく体中とげだらけ。グロテスクな姿ですが味は最高。夏の高級魚おこぜは瀬戸内海の砂泥地に生息します。ふぐや皮はぎのように薄造りの刺身や唐揚げが定番ですが、煮付けやチリ鍋、みそ汁にしても美味しい。ゼラチン質の皮や肝も大変美味。

瀬戸内海の豊かな自然で育った、地だこならではの上品な甘味としなやかな歯ごたえの良さを、刺身や天ぷらでお楽しみください。

なすの田楽によく使われる米茄子はアメリカの品種を日本で改良されたもで、低たんばくで低カロリーの夏野菜。味噌との相性も抜群です。バターをのせた赤みそ仕立ての田楽味噌をたっぷりかけた、なすの田楽。濃厚なタレとジュシーなベイなすのハーモニーをお楽しみください。

夏になると、なんだか食べたくなるのがサザエ。あのほろ苦いサザエの壷焼きは日本の夏の風物詩ですが、サザエの刺身も磯の香りとコリコリとした食感がたまりません。

夏の風物詩こち。本州中部以南の沿岸の砂泥底や河口近くにすみます。初めは雄で、成長すると性転換して雌になります。頭が大きく見栄えは良くありませんが、味は淡白でクセがなく、歯ごたえがあり甘みのある白身魚です。薄造りの刺身やあらい、煮付けや天ぷらにして食べると美味しい。

地域によって異なりますが晩春から夏の産卵前のキスが美味しい。30センチ前後になりますが、一般的には20センチ程度のものが中心。 淡白で透き通るような身が特徴で、天ぷらや塩焼、刺身で食べます。天ぷらが美味しいと言う人が多いが塩焼きで穫れたての磯の香りを楽しむのも捨てがたい。

小イワシは広島自慢の味のひとつです。他の地域では干物などの加工品以外は、一般的には食べられていないそうですが、刺し身や天ぷらで食べるとおいしい。カルシウムや鉄分などのミネラルも豊富です。塩や天つゆでどうぞ。