
夏の風物詩コチ。夏のフグといわれるほどコチの刺身は旨いものです。頭が大きく見栄えは良くありませんが、味は淡白でクセがなく、歯ごたえがあり甘みのある白身魚です。薄造りの刺身やあらい、煮付けや天ぷらにして食べると美味しい。

7回洗えば鯛の味といわれる広島の名物料理です。水揚げされたばかりの新鮮な小イワシ(カタクチイワシ)の刺し身を生姜醤油で食べる。とろりと甘くておいしい。小イワシの天ぷらも絶品です。DHAも豊富でからだにも良さそうです。

6月に入ると鮎漁が解禁されます。なつかしい日本の夏を代表的するあゆ料理。清流を思わせるその香りと内臓のほろ苦さをお楽しみください。

春から夏が旬。姿かたちもあわびと同じ、違いは貝殻にある穴があわびは4~5個、とこぶしは6~8個と、とこぶしの方が穴の数が多い。あわびより味が落ちると言われていますが、貝付のまま焼いて食べたり、煮付けで食べると美味しい。

鯵のたたきは小さめに切ったアジの身に薬味を混ぜ包丁でトントンと叩くことからたたきと呼ばれます。
旬ならではの、ほどよく脂がのった、鯵のたたき。
たっぷりのせたタマネギやネギといっしょにどうぞ。

瀬戸内海の豊かな自然で育った、地だこならではの上品な甘味としなやかな歯ごたえの良さを、刺身や天ぷらでお楽しみください。

中南米原産で、旬は6~9月。栄養成分がバランスよく含まれており、豆類のなかでも優等生といわれています。カルシウムなどミネラルも豊富で積極的に食べたい食材です。おひたしや和え物もおいしいですが、天ぷらにすると独特の甘みと歯ごたえの良さが、たまりません。

瀬戸内海などの内湾が主な漁場。夏のスズキはよく太り、身も締まり歯ごたえがあって非常に美味しい。刺身で余った皮は炙り焼きなどに。カマの付け根などのアラも筋肉質で身が締まっており、捨てる部分がほとんどなく無駄なく食べられ骨蒸しなど、煮ても焼いても美味しい。

小イワシは広島自慢の味のひとつです。他の地域では干物などの加工品以外は、一般的には食べられていないそうですが、刺し身や天ぷらで食べるとおいしい。カルシウムや鉄分などのミネラルも豊富です。塩や天つゆでどうぞ。

夏になると、なんだか食べたくなるのがサザエ。あのほろ苦いサザエの壷焼きは日本の夏の風物詩ですが、サザエの刺身も磯の香りとコリコリとした食感がたまりません。

正式名称はトラギズと言います。旬は初夏から初冬で20cmぐらいになります。美しい白身の魚で上品な味わいで、一夜干しにして焼いたり煮付けや唐揚げにして塩やポン酢でたべます。
磯の香りとほっこりとした身が美味しい。骨も長目に揚げるとカリッとした食感を楽しめます。

背びれのトゲが鶏のトサカに似ていることから「鶏魚」と書きます。5~8月頃にかけて獲れるものが脂がのって美味。味の良さは鯛にも劣らないとされている高級魚で、刺身、あらい、塩焼き、フライ、煮付けなどにします。磯の香り豊かな上品な味をご賞味ください。

名前の由来は、食用とする黒い色をした足とよばれる部分が鳥のくちばしのような形をしているから。この足はふだん貝の中に折りたたまれていますが、ヒトデなどに襲われそうになると、この足でジャンプして逃げるとのことです。とり貝は湯どおししたものを刺身として食べます。適度な歯ごたえとほのかな甘みがあり美味しい。